LLCの交換

購入後2年経過、28980km。LLC*1が結構濁ってきているので交換しようの巻。

クリップを数本抜いてボルトを2本外し、樹脂製アンダーガードを外すとラジエーターのドレンにご対面できる。

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エンジンが少し冷めたらドレンを手で回す。ちょろちょろとLLCが流れ出てきたら退避して、ラジエーターキャップを外す。するとラジエーター内のLLCがドバドバと出て来る。リザーブタンクも空にして洗浄しておく。これで全量抜けたわけではない、エンジン内にもLLCは当然入っているので、すすぎを行う。

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ドレンを締めて、SPILL-FREE ファンネルをラジエーターキャップの代わりに装着*2、水道水を補給してエンジンを始動。しばらくするとサーモスタットが開いてゴボゴボと水が入り込んで循環を始めるので、ヒーターを全開にしてヒーター通路にも水を回す。そしてドレンから排水。これを二回ほど繰り返すとエンジン内のLLCは次第に水に置き換わる。これですすぎはOKというわけだ。

取扱説明書のサービスデータを読むと、リザーブタンクを含んだLLC容量は7.2Lとあるので、3.6L以上のLLC原液(95%濃度)を用意する。50%濃度で摂氏-35度までOKだから、こんなもんだろう。で、ラジエーターの中の水を抜いてLLC原液を給水する。入りきらなければ空のリザーブタンクに入れてやる(このとき、このSPILL-FREEファンネルは途中で溢れているLLCを、栓をして移し変えることができるので非常に重宝なのである)。

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ドレンから漏れのないことを確認したらラジエーターキャップを取り付ける。ラジエーターキャップは念のため新品に交換、純正からPIAA製へ、型番は56Sが使えた(ホンダ/いすゞ用)*3

エンジンを始動、エンジン内部にある水とラジエーターに注入したLLCの原液が混ざり合って50%濃度に近くなるはずである。そして適当にエア抜きをして足りなくなったらリザーブタンクに水を足してやれば作業は完了。というわけで、自己流のLLCの交換方法はいつもこんな感じなので、95%濃度のやつを使う。そのまま使えるタイプは薄めてあるので補給には良いが、この交換方法では使用不可。



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*1 ロングライフクーラント
*2 ペットボトルを切断したものなどでも代用可能、過去には使ったが専用ツールにはかなわない
*3 この後のラジエーターキャップの交換では二葉電機のR126を使用

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Last-modified: 2023-04-21 (金) 20:24:51
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