TD54Wエスクード、バッテリー交換の巻。約3年/4万キロ周期で少し早めではあるが、前回同様寒くなってきて電圧計が12Vを切るようになってきたので寿命と判断した。
キーONで11.8V近辺を示し、長めにセルが回り、エンジンスタートで13V、やがて14.4Vを示す。何れにしても12Vを切っているようでは冬を乗り切るのは厳しい。突然死は困るのでこういう場合は先手整備だ。前回の交換は二人で作業、ショートに気を付けてエンジンをかけたまま乗せ換えるという荒技で乗り切ったが、今回は一人で行う。しかし、完全に外してしまってはリモコンエンジンスターターなど設定が一からやり直しとなり、非常に面倒であるためバックアップのための治具ケーブルを予め作成する。
今回手持ちの材料で作った治具ケーブル。片方はシガーライタープラグ。2sqの赤/黒電線を3mほど。プラス側に10Aのガラス管ヒューズを介してM6の圧着端子を+/-に。長さを僅かに違えてあるのは仮に通電状態でそのまま持ってもショートする危険性を減らすためであり、一応フェールセーフな設計のつもり。万が一ショートしても10Aヒューズが溶断する。これを奥さんのクルマのシガーライターソケットに挿して電源を取り出し、バックアップするのである。
まずはマイナス側に接続。ボティーアースから適当に取る。
そしてプラス側。これはバッテリーターミナルを少し緩めてダブルナットで留めておく。この状態で奥さんのクルマのキーをONにして軽くカーステを鳴らしつつ、シガーライターソケットにこのケーブルをぶち込むわけだ。これでエスクードにはMRワゴンからのバッテリー電圧がバックアップされる。ここで安心してマイナスターミナルを外す。続いてゴム手袋を用意してプラスターミナルを外し、ゴム手袋を被せる。絶縁のためだ。
用意したバッテリーはマーチなどで使用実績のあるACデルコにした。S75D23L、CCA(コールドクランキングアンペア)は580。2012年10月、約8万0千kmの該当ラベルを剥がした。このラベルはなかなか良いと思う。
注意して搭載したらゴム手袋を外し、プラスターミナル、バッテリーフレーム、マイナスターミナルの順で締め付け。そして、MRワゴンのシガーソケットから治具ケーブルを抜き、治具ケーブルのマイナス、プラスの順に外す。これがおそらく一人でやる時の一番安全な手順。リモコンエンジンスターターの設定やカーステレオのメモリーなども吹っ飛ばない。バックアップ用のクルマが無い場合はシガーライタープラグの代わりに12VのACアダプタなどでもいいだろうし、市販品でバックアップ用に電池BOXが付いているケーブルも売っているようだが、何度も使うわけじゃ無いのに高いしね。バッテリー直でブースターケーブルでも事は足りるが、外れる危険性とヒューズが無いからちょっと恐い。
テスターで電圧を測定、とりあえず12.5Vある。まぁ、補充電無しでも大丈夫でしょう。
旧バッテリーはYUASAのTwister75D23L、MFタイプではなかったが、液の蒸発は少なかった。さすがYUASA。まだ使えるとは思うがひとまずお役御免。この前に搭載していた新車時の純正はFBの55D23Lだった。これでやっとMFタイプになった。液の管理からは解放される。
新バッテリーの電圧計の動き。朝一番の始動でも12Vを超えていることがわかる。セルの回る時間がかなり短縮された。
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