スピーカー交換

TD54W・エスクードはオーディオレスで購入したが、6スピーカーは標準で付いてくる。ツイーター交換はしたので、残り4つのドアスピーカーを何とかしようの巻。

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純正スピーカー。コーンの見た目は悪くないのだが、バッフル一体のオールプラスチックフレームというシロモノである。

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マグネットの小ささに驚愕。これじゃあ限界ってものがありますわな。

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純正ツイーターと同じTWD製。4Ω25W。部品番号は39102-65J30。

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実家の車庫を漁ったら1992年頃に買ったであろうKENWOODのKFC-J1674というスピーカーが出てきた。初めて買ったまともなスピーカーである。カスタムフィットとかトレードインとかいう類のモノではないので16cmではあるがそのままではドアに付かない、つまりバッフルボードが必要なスピーカーである。しかも当時は市販のバッフルボードなど無く、MDF材なんかも一般的では無かった時代。ラワン材などを買っては糸鋸で切って作ったものである。バッフルボードは今さら作る気力も暇もないし、加工済の市販品が売っているいい時代なので素直に調達することとする。

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そのKFC-J1674、DIGITAL READY*1なんて書いてあるのが泣かせる。このスピーカーを使ったのは正味1年半で*2それ以来ずっと寝ていたのでほとんど新品の輝き。スチールフレームだが錆一つ無い、綺麗なもんである。カラフルなスピーカーが流行だそうだが、これはいかにも真っ黒で味気無い。今となってはこんなスピーカーありえないだろうが、どうせ隠れるんだぜ?ってことで、これは是非TD54W・エスクードに再登板・カムバックしてもらおう、純正スピーカーよりはるかにマシなはずだ。

とはいえ2つしかないのであと2つをどうするかだ、なんて話をしていたらPlum氏が不要で余っているというスピーカーを提供してくれるという。carrozzeriaのカスタムフィットスピーカー、TS-J160Aとプラスチックドアマウントスペーサーの一式。プラスチックドアマウントスペーサーは日産用とのこと。スペックを比較するとこうだ。

メーカー形式入力方式再生周波数効率インピーダンス重量
KENWOODKFC-J1694100W2WAY50~20000Hz92dB1.68kg
PIONEERTS-J160A120W2WAY30~30000Hz89dB0.73kg

TS-J160AはマグネットがKFC-J1694に比べてやや小さく、アルミフレームということもあって軽い。効率はやや落ちるものの再生周波数帯域は広いので、ツイーターの無い後席ドアにTS-J160Aを使い、KFC-J1694はフロントに使うこととする。

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ドアの内張りを剥がすと現れるしょぼい純正スピーカー。さっさと外してしまおう。

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外したネジ穴は使えない。が、おそらく純正オプション用であろう、ご丁寧に予めボディ鋼鈑にポンチングされているのでこれを使うことにする。実はこの穴を開けると日産用のバッフルがぴたりと合うという。情報の少ないクルマはここまで判明するのに時間が一年かかった。ミストラルのときもそうだったが、オーディオ各メーカーのフィッティング情報は全く載らないし、ネットもあてにならないし。スズキに聞いても純正オプション買えといわれるオチだろうし*3

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躊躇することなく、φ5ドリルで穴を開ける。気を付けないと外側までブスっとやりかねないので注意。また、切粉を中に落とすと錆の原因となる。

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開けた穴に日産用プラスチックドアマウントスペーサーを取り付ける。フロントドアにはエーモンのMDF木製バッフルボード(日産用)を購入して取り付けた。

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リヤにはcarrozzeria製TS-J160A、フロントにはKENWOOD製KFC-J1674をインストール。ツイーターはclarion、カーステ本体はSONYと何ともバラバラなシステムが完成。それでも純正スピーカーのしょぼい音に比べたら雲泥の差だから良しとする。トータル投資額はツイーター4032円、コンデンサー360円、バッフルボード2980円、本体は前車からの移植、フロントスピーカーは実家にあったやつ、リヤはいただきモノでゼロ。計7372円。



*1 クルマでCDを聞くなんてのがようやく始まった頃の話
*2 その後乗り換えたミストラルが4x6インチ楕円スピーカーのため出番無し
*3 でも純正オプションのバッフルは買っておいても良かったかもしれないが

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