バッテリー交換

K11マーチのバッテリー交換の巻。良く冷え込んだ朝。セルを回してみると、心許ない回り方。やはり弱っている、交換時期だった。5年、46000km、もった方ではなかろうか。早速、秋田自動車部品にマーチのバッテリーを買いに行く。ここは通販も行っているが、実店舗が秋田スズキの隣にある(現在は移転して秋田市川尻にある模様、跡地はいとく新国道店の駐車場となっている)ので筆者は専ら店頭利用である。少し悩んだが、補水不要のMF(メンテナンスフリー)タイプで安価なAC Delcoのプレミアムにした。46B24L、7900円(2007年1月時)。AC Delcoの販売元はタクティーで、保証書もタクティーの発行であった。タクティーとはつまりトヨタ部品共販なのだ。トヨタ純正バッテリーが何を採用しているかはわからないが、交換用部品としてAC Delcoを採用しているということか。GM系列であり、世界最大のバッテリー供給メーカーでもあるAC Delco、トヨタ系列が国内正規代理店なら問題が無いといえるだろう。

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電圧計によれば、交換前のバッテリーの電圧は11V。さすがに弱ってる。理論上1セル2.1Vの起電圧だから6セルで12.6V無ければならない。

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新車以来無交換の純正バッテリー。新神戸電機製、日立ブランドの補水タイプ。年に一度は補水していた。

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セオリー通り、マイナス端子から取り外しにかかる。ここにはメガネレンチやボックスレンチを使わず、オープンエンドスパナを使用した方が良いとされる。何かあってもすぐに離すことができるからである(大電流が流れるため危険なのだ)。

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なぜマイナスから外すのか。それは、クルマのボディ全体がマイナスアースだから(珍しいが、プラスアースのクルマもある)。つまり、プラスから外して、スパナがエンジンやボディ、フレームの一部に触ってしまった場合、ショートしてしまうからである。或は、例えばこのようにバッテリーフレームから外そうとしたとき、プラス端子のように距離が短い部分ではスパナがプラスに触れてしまう。この状態で仮にプラス端子カバーが無かったら、そしてマイナス端子が外れていなかったら、このコンビネーションレンチはあっという間に溶解するだろう。マイナス端子を外してしまえばプラスとどこかが触れても電流は流れない。

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AC Delcoの46B24L。K11マーチのバッテリーは40B19Lが指定されているクルマもあるが、K11最終型は電動パワステになったりしていることもあるのか、46B24Lが指定。もちろん55B24Lなどそれ以上のモノも(B24型ならサイズが同じなので)積むことは可能。

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AC Delcoはハンドルが付いているので脱着が容易である。付けるときと外すときしか使わないが、重いモノなので非常にうれしい。ミストラルのときに使ったOPTIMAにも付いていた。

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取付は逆の手順で(プラスから)。適度に締め付け、台座から動かないことを確認。もちろん端子も動いてはならない。緩いようなら、端子を少しプライヤー等で楕円形に変形してやると良い。走行後、もう一度確認。

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インジケータが付いている。この画像ではわからないが、きちんと緑に点灯している。CCA(コールドクランキングアンペア)は325と表示。OPTIMAの半分以下だが、容量を考えれば十分な性能。国産バッテリーはCCA表示をしていないことが多いが、表示して欲しい数値の一つ。取り付け後、電圧計は12Vの少し上を表示。セル一発始動、全く問題無し。時計等を合わせて作業終了。廃棄バッテリーは販売店へ持込処理。



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