ビルトイン食器洗い乾燥機の漏水エラー修理

エラー音

世はCOVID-19騒ぎである。3月21日、三連休の中日。いつものように洗い物をセットしてスイッチオン、あとは放置・・・非常に楽チン、と二階にいたら「ピピピピピピピピ・・」と何か聞き慣れない音がしたのである。「あれ、聞いたことないエラー音だな・・・何だろう」「ガス漏れ警報器でもないし・・・冷蔵庫や洗濯機のエラー音とは違う」「でも確かにキッチン方面から音がしたなぁ」「食洗器は水流音がしていて動いているなぁ」と思って食洗機を注視していたらまたエラー音が発生。音源は食洗器だ!

エラー警告表示

でも、水流の音がして動いているわけである。スイッチを押しても電源は切れないし、一時停止ボタンを押しても利かない。よく見ると強力ランプと少量ランプが同時に点滅しているではないか。

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お?これは・・・と改めて「異常である」と理解したのであるが、何を意味しているか分からない。取扱説明書の出番である。

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調べてみると、漏水エラーである。ほう・・・食洗機を付けたのが2010年2月のことである。2020年3月、つまり丸10年経過したわけだ。これはいわゆるパナソニックタイマー*1が発動したってやつですな。洗濯機を買ったばかりで出費続きは痛い。さてどうするか。取説に従えば「水漏れの恐れがあるため、至急設置された販売店にご連絡ください」とある。まぁそうだろう。とりあえず「止水栓を閉めてください」に従ってまずは水を止めよう。止水栓はキャビネット内部にある。

エラー音鳴り止まず

で、しばらく待ってはみたが、水を止めても動いているし、やがて水流音は消えたがエラー音が鳴り続けるのでうるさいのである。「ブレーカーは切らないでください」ともあるが、運転停止を待たずにブレーカーを切ることにした*2

取り外し

ブレーカーを切ってしまえば外すこともできるだろう、10年間、設置後一度も外したことはないけれども。設置もプロに任せたし、ここからは未知の領域。

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ということで、禁断の取り外し。ドアを開けて洗い途中の食器を取り出し、シンクに置く。内部にそんなに水は溜まっていないことを確認。下部のネジを二箇所外すと本体は外せるようだ。

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ゆっくり引き出すと食洗機本体が外れてくる。電源コードや給排水管があるので無理に引き出してはならない。ポタポタと水が漏れている。エラーの通り漏水である*3。ある程度出したところでこのままでは無理だとわかったので、電源コードは当然だが、給排水管の接続を外した。これで完全に引き出すことができるわけだ。

内部検証

そして背面パネルを開けて見た。

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確かに本体内部には水があったので漏水エラーで間違いない。濡れたままでは仮に直ってもまたエラーになるし錆びるので、とりあえず下部に溜まった水分をタオルで吸っては搾りを繰り返して水気を除去する。非常に狭いのでやりにくいが根気よくやるしかない。

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水分を除去してからよく見ると、この見えているホースがやたらと汚いのが気になった。ホースに油がべっとりついていて、その下に油汚れが固まっている。機械油ではなく、換気扇などでお馴染みの食用油特有のこびりつき汚れだ。うーん?

原因特定

ホースバンドをずらしてホースを外してみることにした。

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ホースが亀裂や穴だらけである。はい、間違いなくこいつがアウト。これ交換したら直るんじゃね?

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外したホースの出口径を測るとφ20である。まぁ、ありそうだからホームセンターで探してみよう。

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ちなみにその近傍にあるこれが漏水センサーであろうと思う。

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外して見たら電極が二つ付いていたので水面を検知する仕組みに間違いないだろう。

部品探し

修理を頼むと出張費+技術料で最低でも1-2万円、部品代含めると3万円近い修理になることは間違いない。自己修理は自己責任とはいえ純正部品を買えればまず間違い無いのだが、パナソニックは部品販売をしなくなってしまったのでそれは望めないし、クリナップに行ったところでその答えは同じだろう。汎用品で直れば儲け物であるが、幸いなことに合いそうなホースを探せばいいのだ。何しろ10年経過したのだから間違いなく経年劣化である。そして油が付いていたと言うことは食器の油汚れであり、その油が樹脂ホースを侵食し、或いは洗剤などがそれをまた洗い流し、その繰り返しでホースに穴が空いたのであろう。と言うことで、ある程度の耐久性と給湯温度を考えると42度以上の耐熱性があることが望ましいと言える。

修理

ホームセンターにあるホースは限られる。まず散水用はダメだ。耐熱温度が低いのですぐふにゃふにゃになる。夏の炎天下で柔らかくなっているのは想像するに簡単だからだ。耐熱温度が50度というインダスCSというホースがそこで入手できる最高の耐熱性のあるホースだったのでそれにした。内径Φ19と1mmきついのでまぁまぁばっちりだし、外径Φ26ということは厚みが3.5mmもあり、丈夫である。各種化学薬品輸送用とあるので、洗剤や油にも問題なく耐えると考えた。

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10cm単位で売っていたので、20cm購入した*4。唯一の誤算は外径が太くなり、ホースバンドが嵌らなくなってしまったことだ。でも1mmきつくなったし、構造的にまぁ抜けないし、圧力がかかるような場所でもないのでとりあえずホースバンドは無し。

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ついでにその奥に見えた薄汚いホースも交換した。漏れはなかったが、間違いなく劣化はしている。シリコーンチューブ内径φ7外径φ10、これも10cm単位で売っていたので10cmで購入*5

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一旦給水配管なども外したので念のためパッキンを買ったりしても604円と非常に格安なお買い物。しかし、こんなごついホースより細いシリコーンチューブの方が高いのね。

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背面の正面から見るとこうなる。交換したホースが2箇所見える。背面パネルを取り付けて元通りに組み直す。ここまでの作業ができると食洗器そのものの交換作業も簡単だと思った。大きささえ合えば、リプレース作業は自分で出来そうだ。

試運転

というわけで、洗い途中だった食器を元に戻して試運転。水漏れエラーは起きずそのまま乾燥工程に入り、無事に運転終了。これで修理は完了した模様。とりあえず様子を見よう。なお本稿は故障における自己修理を推奨するものではありません。


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*1 ソニータイマーが有名ですが、パナソニックタイマーもあるんです・いや、無いです
*2 推奨しません・笑
*3 予め下にバスタオルなどを敷いておくと良いだろう
*4 25cmほど切ってもらえたのでそれで足りたが、20cmでは足りないかもしれないので心配な場合は30cm買った方が良い
*5 15cmほど切ってくれたのでこれで足りたが、心配なら20cmあった方が良い

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Last-modified: 2020-03-27 (金) 10:26:49 (6d)