引っ越しで自転車を安価に輸送したい

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2025年春、子が無事に!?大学進学を決めて引っ越すことになった。大学のそばにアパートを借りたので距離的には歩いて通えなくもないし、徒歩圏内にコンビニ、スーパー、ドラッグストアもあるが学生に自転車は必須と言える。

子には高校時代使用していた自転車が二台ある。

  • CANNONDALEのMTB (自宅⇔自宅最寄り駅)
  • シティサイクル、いわゆるママチャリ (高校最寄り駅⇔高校)

JRを介して2台を乗り継いでいたわけだが、シティサイクルなら現地で2-3万円で購入できるので送料をかけて送るよりは現地で買ってしまった方が安い。

何よりいわゆるママチャリは発送しないと断っている業者がほとんどである。その理由は構造上タイヤが簡単に外れない、フレームが重いなどいろいろあるのだろうが、引っ越し便などを使うと送れないこともない。しかし3辺の合計が200cmを超える場合はかなり制限される。

ただMTBやクロスバイク、ロードなど「ちゃんとした自転車」は発送を受け付けている業者があるのと、現地で2-3万円で購入できるシティサイクルより安価に発送できるのならばCANNONDALEを送って向こうで乗りたい、ということになった。

色々調べると、

カンガルー自転車イベント便/カンガルー自転車輸送便

というのを発見。ものすごく安い。イベント便とあるのでおそらくは自転車レース等の大会向けに設定されているようなのであるが、問い合わせてみれば規定内なら引越しに使ってもらっても全然大丈夫ですとのこと。

  • 梱包サイズは3辺280cm未満、30kg以内
  • 自転車の梱包は、お客さまの責任において十分に行ってください
  • 輪行箱および輪行ケースは、ダンボール製、プラスチック製、ハードケース製、または、内側に十分なクッション素材を含むものなど外部からの衝撃に耐えうる素材の自転車専用のケースをご利用ください
  • 自立しない、部分梱包、自転車の一部が出ている梱包のものはお取扱いが致しかねます。また段ボールなどをつなぎあわせた簡易梱包も取扱い致しかねます
  • 輪行箱および輪行ケースの、持ち手・キャスター等が輸送中に破損した場合は補償致しかねます

注意点としてはこんなところだ。つまり適当な段ボールではダメ、輪行箱なら良い、ということである。箱を持っていない場合は注文も出来るようだが、安いものでも4400円。

自転車を新車で納入されるときに使われる梱包用の段ボール箱なら自転車屋さんに行けばあるのではないかと、まずはシティサイクルを買った実績のあるダイシャリンさんに電話をしてみた。残念ながら「捨ててしまったばかりだ、もう少しすればまた入荷があるのでそのタイミング次第、段ボールはうちとしては次々捨てるだけなのでもらってくれる分には無料で差し上げます」とのことだった。なるほど。

次に、CANNONDALEのパーツを注文したことがあるサイクルベースあさひさんに電話をしてみた。すると「BianchiのMTBを今、開梱したばかりで箱あります、今日中に取りに来られるならば差し上げますが明日以降だと潰してしまいます」とのことだった。

「あ!それ、ください」ということで、取りに行くことにした。とはいえものすごくデカい箱なので軽トラックまたは軽バンが必要だ。2025年3月11日、妻の知人に軽トラを借りた。お代は缶ビール6本。ありがたいね。

スバルサンバー、5MT、エアコンパワステなし、スパルタンだね。そんなわけで、会社の帰りに借りに行ってそのままサイクルベースあさひに向かい、箱を積んで帰ってきて子と一緒に自転車を梱包した。前輪とサドルとペダルを外してそれをエアキャップ(いわゆるプチプチ)で包んで適当に段ボールやエアキャップで保護しながら入れるとうまいこと収まった。ストレッチフィルム(いわゆるラップ)でぐるぐる巻きにしてからPPバンドをかけて完成。西濃からネットで集荷の手配をした。送り先は宇都宮市。秋田市からの送料は7280円である(安い!)。2025年3月28日、引っ越しの前日に集荷手配となった。

西濃さんが自宅までやってきてくれて、ひょいと入れてくれました。梱包完璧です、大丈夫ですとお墨付きを得た。

3月29日、引っ越し開始。30日には注文していた冷蔵庫など家電の搬入が完了し、31日が自転車引き取りの日であったが、無事搬送されてきた。受け取りの際は時間指定ができないことと、いわゆる置き配は不可なのでそこだけは要注意であるが、事前に電話をもらうことにしてあったのでスムーズに受け取りすることができた。

BianchiのMTBの箱に入った子のCANNONDALE、無事に降臨。早速開梱して組み立てる。組み立てといってもクイックで外れている前輪を取り付け、サドルを取り付け、レンチでペダルを取り付けるだけだ。そしてタイヤの空気を調整してすぐ乗れるようになった。

段ボールはそのまま処分。ここから引っ越すならまた使うかもしれないけれど、その時また自転車屋さんからもらえばいいよね。って、このアパートから歩いて5分の所にサイクルベースあさひさんがあるではありませんか! 何か困ったら駆け込めるし、いいね。というわけで、カンガルー自転車イベント便/カンガルー自転車輸送便は実におすすめなのでありました。個人的にもう使うことはないかもしれないが、この記事が誰かの役に立つかもしれないのでここに記載しておく。

1970年代且つ昭和40年代秋田市生まれ。情報処理技術者、甲種危険物取扱者、第一種衛生管理者、第二種電気工事士、消防設備士乙6/乙7、品質管理検定2級、漢字検定2級、VEリーダーなどを所持。1990年代に結婚して一子あり。

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