K11オイル漏れ修理

K11・マーチ(街男)のオイル漏れを修理するの巻。

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予め買った部品はオイルパンガスケット前(11121-41B00)と後(11121-41B10)、各690円。前後といっても横置きだから、ミッション側が後、ということになる。なお液体ガスケットは以前買ってあった手持ち品で足りそうだから今回は買わなかった。液体ガスケットの新品を買ったとしても総額で4000円弱。修理に出せば工賃込みで2~3万コースだろうなぁ。たった1380円の部品のために、車検を前にしてそんなに出せる余裕は無いわけで。

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オイルパンがべとーっと濡れている。漏れというよりは滲みであり、ポタポタまではいかないし、オイルは全然減らないけれど、オイルパンはべっとり濡れている状態でかなり気になる。車検の際は拭いてごまかせるが、あまり気持ちのいいものではない。

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オイルパンを外そうにも真下にフロントパイプとメンバーが走っている。フロントパイプは触媒直下から外すことにして、メンバーはどうしようか・・・ミッションのマウントもあるが・・。

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ミッションのダストカバーも邪魔だった。オイルパンの耳にちょうど被っているのだ。これは何とか気合でずらす。ずらさないとオイルパンを外せない。

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ミッション側に位置決めのボルトが出ていて、この部分だけナット止めなのだが、これはメンバーが邪魔をしていて非常に取りにくい。ユニバーサルとディープソケットを駆使して気合で外す。ここでJ氏登場。援軍が来た。ありがたい。

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交代しながらマイナスドライバを打ち込んでは抉るを繰り返し、ようやく外したオイルパン。エンジン内部とご対面。内部は綺麗なもんです。我ながらオイル管理がいい証拠だと胸を張りたい。

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外れた方のオイルパン。こちらにも堆積したスラッジの類はない。綺麗なもんだ。ドレン開放で一晩放置したはずなのに、500ml近く残油があった。抜け切れない設計なのか。上抜きの方が完璧に交換できる可能性が高い。つまりはオイルをもっと抜こうとしてセルをちょんがけで回したりするのは無駄って話で。

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オイル漏れの犯人はこの円弧型のオイルパンガスケットだ。ゴムが硬化しているのは仕方ないが、液体ガスケットの塗り方が半端で下部がスカスカになっていた(わかりにくいが画像で白く見えるところにすき間がある)。すき間にならないように下部にも塗ればいいのに・・・。これは生産技術的な問題、或いは製造上のミスだろう。製造手順をそう決めたとしたら、それは設計が悪いということになる。いずれにしてもメーカーの責任だ。K11・マーチ全車がこの持病を抱えているのではないかと思える。そもそもゴムのガスケットが噛むようにオイルパン側にもリブを設けておけばいいのではなかろうか。ゴーン以前のクルマなのに(笑)これはコストダウンというよりは手抜きである。日産で一番安いクルマだとしても当時は一番売れたクルマなのだから、このザマではさすがにどうか。5年/45000kmを待たずしてこれは無いよという気がする。ガスケット剥がしが一番大変で、J氏にも苦労してエンジン側をやってもらった。後は新品のガスケットを組み付けて液体ガスケットを塗り、エンジンと接合するだけ。もちろんオイルパンガスケットの下部にもしっかりと液体ガスケットを塗った。これでオイル漏れは解決した・・・はず後日のオイル交換で問題ないことを確認。



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